ペット衛生管理の豆知識<目次>

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210923 秋のはじめの注意点 体調を整える
210916 ペットの肥満2 太る病気もあります
210909 ペットの肥満1 食事の管理が重要
210902 新型コロナ感染時の備え 事前に準備
210819 ペットの夏バテ2 させないポイント
210812 ペットの夏バテ1 夏バテのサイン
210805 犬と水遊び 安全に楽しく
210729 犬との旅行の注意点2 事前に確認
210722 犬との旅行の注意点1 下調べと準備
210715 ペットの熱中症の緊急対応 まず冷やす
210708 ペットの暑さ対策 基本はエアコン
210701 鳥の梅雨対策 鳥は高湿度が苦手
210624 梅雨時のペットの臭い対策 臭い低減
210617 梅雨に多い病気 耳や皮膚に注意
210610 ペットの食中毒 食中毒の予防
210603 暑いときの犬のお散歩 夏の注意点
210527 ペットの熱中症 春先から起こります
210520 換毛期の皮膚トラブル 換毛期の注意点
210513 犬猫のフィラリア予防2 蚊を見たら予防
210506 犬猫のフィラリア予防1フィラリアって?
210422 ペットのノミ対策 住環境もきれいに
210415 ペットのマダニ対策 人獣共通病も媒介
210408 ワクチンの副作用 アレルギーへの対応
210401 ワクチン接種時の注意点 体調をみて
210325 狂犬病は怖い病気です ワクチン接種を!
210318 春は病気の予防シーズン 春は予防
210311 災害時の備え 普段から備えましょう
210304 春の寒暖差に注意! 寒暖差はストレス

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ペット衛生管理の豆知識:秋のはじめの注意点

秋はペットの体調を整える季節です

今日は秋分の日。日中は暑かったですが、秋は確実に近づいてきています。
秋は、夏から冬へ移行する途中の季節の変わり目。夏の暑さによる疲れや、1日の中の寒暖差などにより、ペットが体調不良を起こしやすい季節です。一方で 過ごしやすい季節でもありますので、是非この時期にペットの体調を整えてあげましょう。

〇食欲不振:秋のはじめは、夏バテを引きずってしまうこともあり、食欲不振になりがちです。内蔵に疲れが残っているペットは、消化不良を起こすこともあります。夏場に体重が落ちてしまった場合は、フードを高タンパクなものに変えたり、ササミやお肉などの好きなものを少しトッピングして、冬がくるまでに体重を戻してあげましょう。

〇食べ過ぎ:夏バテの影響がないペットの場合は、冬に備えるために代謝が上がり、食べる量が増えます。人間で言うところの食欲の秋です。肥満には十分注意しましょう。量の加減はもちろん、低脂肪・高タンパクなフードをあげてみるなど、食事内容も工夫してみましょう。

〇運動不足の解消:暑い夏は運動量が減るため、運動不足になりがちでした。秋は気温が下がって動きやすい季節です。少しずつ運動量を増やして運動不足を解消してあげましょう。筋肉量が増えれば、基礎代謝量も増えますので肥満予防にもなります。

〇毛の生え替わり:秋は毛の生え変わりの季節です。春は冬毛が抜け落ちて密度の少ない夏毛に、秋は夏毛が抜けてフワフワした保温性の高い冬毛に生え替わります。抜け毛やフケが多くなりますので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。ブラッシングすると血行が良くなり新陳代謝も促すことができます。

〇気温変化による体調不良:朝と昼との寒暖差が激しい秋は、ペットも体調を崩しがちです。いきなり寒くなることもありますので、早めに寝床を暖かくしておくなど、あらかじめ準備しておいてあげると安心です。特に高齢ペットは気温差に弱いため、寒くないように気を配ってあげましょう。

〇秋に発症しやすい病気もありますので注意しましょう。
●椎間板ヘルニア、十字靭帯断裂:秋の朝や夜には急激に気温が下がることがあります。犬の場合、お散歩のとき、寒くて体がこわばり、椎間板ヘルニアや十字靭帯断裂を発症してしまうこともあります。寒いときには出かける前に軽く体を動かし、体を温めてから出かけるようにしましょう。
●膀胱炎:膀胱炎は秋になると増えます。もう暑くないために、水を飲む量が減ることが要因のひとつ。寒くてあまり動きたがらず、オシッコを我慢してしまうことも原因となります。普段からオシッコの色や回数をチェックしておきましょう。
●呼吸器や消化器の病気:秋は1日の中の寒暖差が大きく、気温も低くなることから、呼吸器系の病気や下痢などの消化器系の病気を発症しやすい季節です。咳や下痢には注意しましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:ペットの肥満2

太ってしまう病気もあります

ペットが太る原因は食べすぎの他にもあります。以下、太る原因をまとめてみました。

〇飼い主の餌のあげ方:「かわいいいから」「おいしそうに食べるから」と、おやつや人間の食べ物を与えていると太ります。栄養バランスのいいはずの総合フードも、与えすぎると太ってしまいます。フードの盗み食いや仲間のフードの横取りなども、飼い主の配慮で防げます。

〇高カロリーな食事内容:脂質や糖質が多い食事内容だと高カロリーになり、適度に運動させていても太っていきます。脂肪の多い肉や、糖質の多いパンやサツマイモのあげすぎには注意が必要です。

〇犬の運動不足:犬の場合、全く散歩に行かなかったり、散歩時間が短すぎたりすると、運動不足で太ります。体格にあった十分な運動が必要で、食べた分のカロリーを消費できなければ太るのは当然です。

〇去勢・避妊手術:去勢や避妊手術をすると、生殖活動がなくなって基礎代謝が下がったり、ホルモンバランスが崩れたりすることから、手術後は食事量を変えないと太りやすくなります。同情しておやつを与え過ぎてしまう飼い主さんもいますが、代謝量に見合った量のフードを与え、適度に運動させることが必要です。

〇病気:餌の量もきちんと管理され、適度な運動をしているのに太ってくる場合は病気かもしれません。元気がない / 食事量は変わらないのに急に太ってきた / 食欲がないのに体重が増えた、太ったように見える / 毛が抜けて薄くなってきた、毛の艶がよくない / 水をたくさん飲み尿の量も多い(多飲多尿)/などの症状が複数みられる場合には、クッシング症候群や甲状腺機能低下症、糖尿病などの病気が疑われます。少しでも気になったり、おかしいと感じたら、すぐ獣医さんに診てもらいましょう。
●クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症):副腎から出るホルモン物質が過剰に分泌される病気で、水をたくさん飲んだり排尿の回数や量が増えたり、毛が抜ける、食欲が旺盛になる、顔がむくんでお腹が大きくなったりします。
●甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンの分泌が減って、急に太って動きが鈍くなったり、毛が抜けて皮膚が見えるようになります。高齢ペットに多く、食欲も落ちずに体重が増加したりします。
●糖尿病:食欲が増進し、たくさん水を飲むようになります。

食べすぎによる肥満であれば、食べ物の量を減らさなければなりません。その場合、いきなりたくさん減らすのではなく、減らすのは1割程度にして、その分を低カロリーのフードや野菜などに置き換えたりすると無理がありません。食事の回数を増やして、全体量は減らすというのもいいかもしれません。もちろんのことですが、適度な運動も大切です。普段からペットの体重を測って適正体重やBCSを把握しておくと、いい目安になりますね。

一旦太ったペットを減量させることはとても難しいものです。そうなる前に、飼い主が強い意志をもって、ペットに適正体重を維持させましょう。かわいいペットに長く生きて欲しいなら、それはどうしても必要なことです。

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ペット衛生管理の豆知識:ペットの肥満1

食事を管理してペットを太らせないようにしましょう!

犬や猫に標準量のペットフードを与えると、とても短時間で食べてしまう子が多いですよね。特に犬は10秒ほどの短時間で丸呑みしているかのうように食べてしまいます。飼い主によっては、10秒終わってしまうのではかわいそうに思い、追加でフードをあげてしまっている方もいるのではないでしょうか。犬は与えれば与えただけフードを食べてしまいますので、フードの追加はやめましょう。動物が太る原因は、私たちが太るのと同じ、食べすぎです。

動物が早食いなのは、野生だったころからの習性。自然界で生きる野生動物は、お腹が減っているのが普通の状態で、獲物が捕れたとき食べられるだけ食べる習性があります。またいつ外敵から襲われるかわかりませんから、やはり短時間でお腹に詰め込もうとします。ですから早食いはあたり前。丸呑みでも強い消化液でちゃんと消化できますので、消化が悪くなることを心配する必要はありません。

肥満は一番身近な生活習慣病です。人間の肥満は自分でコントロールできますが、ペットは人がコントロールしてあげなければなりません。ペットがかわいいなら、太りすぎる前に食事やおやつの量をうまくコントロールしてあげましょう。ペットが喜ぶからといってフードの追加はやめましょう。そして食べ残しのフードは早めに片付けましょう。フードを追加したりいつまでも置いておくと、肥満はもちろん、好き嫌いも増やしてしまいます。カロリーオーバーにならないように、年齢によってフードを変えることも必要です。フードに記載してある給餌量はあくまでも目安ですので、運動量が少なめの環境下で飼っている場合には量が多すぎる場合があります。 成長期であれば体重をこまめに測定して、月齢に見合った成長をしているか確認しましょう。おやつを与える場合も与え過ぎに注意します。 欲しがるからといって人の食べ物を分け与えることも止めましょう。 味の濃い人の食べ物に慣れてしまうと、ペットフードを食べなくなります。犬の場合は、骨やガムなどを与えて気を紛らわしましょう。

太って体重が増えても、体を支える骨は太くなりませんし、運動が億劫になると筋肉も衰えて、背骨や足の関節に大きな負荷がかかり、痛みを伴う変形性関節症になりやすくなります。また、太った体に血液を送り出す心臓も肥大し、首回りに脂肪がつけば呼吸を妨げますので、少し動いただけでも息が苦しくなります。こうなると散歩や運動は辛いだけで、残る楽しみは食べることだけになってしまいます。 まさに太ることによる悪循環。そうなる前にコントロールしましょう。

<参考>犬猫の標準体型の指標 BCS
犬・猫の標準体型を判断するために、BCS(ボディ・コンディション・スコア, Body Condition Score)という指標があります。スコアは5段階評価で、BCS3を理想的な標準体型とし、スコアが少なくなるほど痩せ気味、スコアが高くなるほど太り気味であることを表します。
一度太ると、ペットのダイエットは大変です。BCS 4の肥満気味のうちに、食事やおやつの量を見直しましょう。

出典:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」  ⇒ 環境省リーフレット 14ページ

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ペット衛生管理の豆知識:新型コロナ感染時の備え

新型コロナウイルスに感染してしまったときの備えをしておきましょう!

新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は、人と人との飛沫感染と接触感染であると考えられています。感染した人からペットにも感染することが報告されていますが、感染したペットのほとんどは無症状か、軽い症状を示すだけで、ペットが感染源となってウィルスを伝播している事例はまだ報告されていません。ペットに感染させないことはもちろん大事ですが、飼い主様が感染してしまうと、大切なペットのお世話ができなくなってしまうかもしれません。現在流行しているデルタ株の感染力は強力です。万が一、飼い主様が感染してしまったときのことも考えて、ペットのお世話についても準備をしておきましょう。

〇 自宅療養に備えてフードや日用品等の備蓄をしておきましょう。
新型コロナに感染すると、入院中はもちろん自宅療養中も外出できなくなります。ペットフード等の食べ物、ペットシーツや猫砂などの日用品は、十分な量、備蓄しておきましょう。
このとき、フードなどの賞味期限のあるものの備蓄はローリングストックがおすすめです。毎日あげるフード等は通常時から少し多めに買っておき、賞味期限を考えて古いものから与え、使った分を買い足すことで、いつも一定量の食料を備蓄することができます。ローリングストックをしておけば災害時にも安心です。
この他、食料品以外の日用品の備蓄量もチェックしておきましょう。

※ 備蓄が足りなくなったときは、近くの親類や友人、業者などに買い出しをお願いしたり、通信販売を利用することになると思います。注文、商品の受取、料金支払いなどの際には、配送者と直接接触しないように配慮しましょう(商品は玄関前や宅配ボックス等のあらかじめ決めた置き場所に配達してもらう、料金の支払いはできるだけキャッシュレス決済にする等)。

〇 入院などでご自宅にいられなくなる事態にも備えておきましょう。
ペットの世話ができなくなる事態に備えて、ペットを預けるための準備をしておくことが大切です。
ご家族や友人などに、いざという時に預かってもらえるか確認しておきましょう。
お願いできる方がいない場合は、ペットホテルやペットシッターについて事前に調べておきましょう。
また、ペットを預かってもらうときに備えて、ペットの情報を書き出しておきましょう(ペットの名前、年齢、性別、性格、健康状態、かかりつけの動物病院、飼育上の注意事項など)。
さらに、飼育に必要な物は、すぐまとめられるように準備しておきましょう(フード・常備薬・首輪・リード・遊び道具・トイレ用品など)。
ペットホテルなど他の動物がいるところに預ける場合は、他のペットからの感染症も心配ですので、犬や猫などは混合ワクチンもきちんと接種しておきましょう。

※ ペットを預ける際には、相手の方への感染防止対策を徹底しましょう。感染された方は外出できません。飼い主がペットをケージ等に入れて玄関先に置き、飼い主が家に入られてから受取り側が受け取るなど、直接の接触を避けるように配慮しましょう。

感染してから準備を始めても間に合いません。かわいいペットと過度な接触は避けましょうといってもなかなか難しいと思いますが、ペットを触ったときは手を洗ったり消毒したり、ペットの体を常に清潔に保つなど、一般的な衛生管理が動物由来感染症対策にもつながります。

今は静岡県も緊急事態宣言下。ペットたちにとっても飼い主様は大切な家族。かわいいペットのためにも不要不急の外出は我慢して、お家でペットとの楽しい時間を過ごしましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:ペットの夏バテ2

ペットを夏バテさせないポイント

今年は真夏に梅雨のような雨ばかりの天気。雨続きですっかり涼しくなってしまいましたね。でも前線が去れば、また暑さがぶり返してくるかもしれません。暑かったり寒かったりに体が順応するのは大変です。それこそ夏バテになってしまうかもしれません。夏バテでペットに辛い思いをさせないように、夏バテ対策は油断せずにしっかり行いましょう。

〇水分をしっかりとらせる :口呼吸になると口から水分の蒸散が増えることから、いつもより多くの水分をとることが必要です。飲み水はこまめに換え、ペットがいつでも新鮮な水を飲めるようにしましょう。また、いつも食べているドライフードに水を加える、夏バテ気味ならウェットフードにするなどして、水分量の多いごはんにしてあげましょう。

〇食欲増進の工夫をする :暑さで食が進まないときには、いつものフードにペットの好きなものを少しトッピングしたり、ウエットフードを少し混ぜてあげるなど、ごはんに工夫をしましょう(カロリーオーバーにならないようにトッピングのしすぎには要注意)。ドライフードに水を加えてふやかすだけでもフードからいいにおいがしてきますので、食欲増進に役立ちます。

〇暑さ対策グッズを利用する :ペットの暑さ対策用のグッズとして、冷感マット、アルミプレート、クール素材のベッドなど、いろいろなものが販売されていますので、上手に利用しましょう。犬であれば、水で濡らして犬の首に巻くバンダナなど、お散歩のときにいいかもしれません。

〇温度と湿度を適切に管理する :ペットがいる部屋の温度と湿度に気を配りましょう。ペットによって適温は違いますので、ペットが不快を感じない環境にしてあげましょう。特に長い時間のお留守番のときは注意しましょう。また、夏場は雷が多い季節です。停電などでエアコンが停まってしまうと、ペットが熱中症になる危険が高まりますので、万が一のことも考えて、遮光カーテンをつけるなどの対応もしておきましょう。

〇犬の散歩は時間を選ぶ :犬の散歩は、朝や夜の涼しい時間帯に行くようにしましょう。そして、水筒を持ち歩き、散歩中にも新鮮な水を飲ませるようにしましょう。夏バテ気味のときは、無理に出かけず、涼しい室内で様子を見ましょう。

〇暑そうなときは体を冷やす :暑さで具合が悪そうなときは、風通しがいい涼しい場所に移動させ、タオルに包んだ保冷剤を首まわりや、わきの下、後足の付け根に当てて、体を冷やしてあげましょう。いかにも調子の悪そうなときは、決して無理をさせず、動物病院に相談しましょう。

暑さが過ぎれば、もうすぐ過ごしやすい季節がやってきます。日々工夫して、夏を乗り切りましょう!

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ペット衛生管理の豆知識:ペットの夏バテ1

ペットの夏バテサインを見逃さないで!

連日蒸し暑いですね。今はまさに暑さのピーク。暑さが厳しいこの時期はペットも夏バテします。被毛に覆われたペットは体に熱がこもりやすく、きちんと管理してあげないと夏バテによる体調不良を起こします。体に熱がこもると、自律神経の調整機能が低下し、食欲不振、下痢や嘔吐などの夏バテの症状を引き起こしてしまいます。いつもと少し違う感じがあるときは、それが夏バテのサインかもしれません。

ペットが夏バテすると、食欲がなくなる、元気がなくなる(あまり動かなくなる、ぐったりしている、眠ってばかりいる)、下痢、嘔吐 などの症状を示します。

症状がひどくなると、夏バテを通り越して熱中症になっている可能性があります。息苦しそう、体温が高い、体がふらつく、痙攣する などのときは、命にかかわることもありますので、すぐ動物病院に連れて行きましょう。

犬の場合、体に汗腺がないため、ハァハァと舌を出す呼吸(パンティング)で体温を下げようとします。しかし、湿度が高いと効率よく熱を逃がしきることができませんので、犬種によっては特に注意が必要です。
夏毛と冬毛が交互に生え変わるダブルコートの犬は、寒さに強く、暑さに弱い犬種です。特に寒い国原産のシベリアンハスキーなどは夏バテになりやすい傾向にあります。
短頭種(鼻の短い)の犬種も、鼻が短いため鼻呼吸がうまくできず、舌を出す口呼吸が多くなる犬種です。この舌を出す呼吸は、呼吸器や心臓に大きな負担がかかり、体温が上がってしまうことがあります。ブルドッグ、パグ、シーズーなどの短頭種や、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなどの比較的鼻が短い犬種は、特に注意してあげましょう。
また、子犬やシニア犬も、夏バテしやすいので気を付けましょう。
肥満気味の犬も暑さに弱いですので、できれば夏前に少しずつダイエットすることをお勧めします。

夏バテの辛さは人もペットも同じ。ペットと一緒に夏を乗り切りましょう。(夏バテ対策は次回へ続きます。)

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ペット衛生管理の豆知識:犬と水遊び

安全に楽しく 犬と水遊びをしましょう!

ワンちゃんの夏の水浴びは、犬の体をクールダウンさせたり、気分転換させたりするのに有効です。でも水浴びが苦手なワンちゃんもいますので、水浴びは楽しいと知ってもらうために、まず水に慣れさせましょう。お風呂場や庭で足から少しずつ水をかけてみたり、大丈夫のようなら体にもかけてみるなど、声をかけながら楽しい雰囲気で、犬の様子をよく観察しながら水に慣れさせましょう。

水浴び前は少食にしておきましょう。水浴びすると体が冷え、お腹の具合が悪くなる可能性もあるからです。途中、疲れさせすぎないように、適度な休憩もとりましょう。

川や海などでの水遊びは、安全のためにライフジャケットを着用させてもいいかもしれません。飼い主から離れないように、リードは必ずつけましょう。犬が入っても大丈夫な場所かどうか、事前に確認した方がいい場所もあります。人が多いところは特に注意しましょう。川や海では、尖った岩がないか、岩場の凹凸は大丈夫か、足元の安全を確認しましょう。川や海に入れば水を飲んでしまうこともありますので、水質にも注意が必要です。
川遊びをするときには川の水温にも注意しましょう。体温の低下を防ぐために、水の中に長い時間浸かりすぎることのないように気をつけましょう。ワンちゃんが震えていたら、体温低下のサインです。すぐに水浴びをやめて、タオルで拭いてあげましょう。
逆に、炎天下の海の砂浜では表面が高温になりますので、素足の犬が火傷しないように注意してあげましょう。熱中症にならないように、日陰やテント・タープなどの日光があたらない涼しい場所を確保しましょう。海で海水を飲んでしまい、体調が悪くなることもあります。すぐ飲ませられるように、必ずきれいな水は持って行きましょう。
川や海での水浴び後には真水で洗ってあげましょう。そのままだと、細菌や砂、塩分などが体に付着したまま乾燥してしまいます。洗い流し用の水を持っていきましょう。被毛は濡れたままにせず、タオルで拭き取るなど、早めに乾かしてあげましょう。特に、犬を濡れたまま、エアコンの効いた車や部屋の中に入れると、さらに体温が低下してしまいます。車や部屋に入れる前には、必ずタオルで体の水分をとりましょう。

水浴びのあとには、体調を崩したり皮膚のトラブルが起きないように、ワンちゃんの体のお手入れも忘れずに。お家ではシャンプーで洗ってあげましょう。肉球には砂が入り込んでいるかもしれないので、特に足の裏はていねいに。耳の中にも水が入ったかもしれないので、耳のお掃除もしてあげましょう。洗った後は、ドライヤーでしっかり乾かし、ブラッシングで抜け毛を取り除きましょう。

ワンちゃんの様子をよく観察しながら、安全に楽しく水遊びをして、素敵な夏の思い出をつくりましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:犬との旅行の注意点2

犬との旅行前にやっておくべきことを確認しておきましょう

かわいいワンちゃんとの旅行。旅行前にやっておくべきことをまとめてみました。

〇狂犬病や混合ワクチンの予防接種を済ませておきましょう。
狂犬病は必ず毎年接種しましょう。他のワンちゃんと接する機会もあるかもしれないので、感染症予防のために、混合ワクチンも接種しておきしましょう。利用する施設によっては、接種証明書の提示を求められることもあります。

〇トイレ対策をしましょう。
旅先では緊張もしますし、興奮もします。普段はきちんとトイレができる子でも、粗相をしてしまうことがあります。あらかじめ粗相をしてしまったときの対応を考えておきましょう。必要に応じで、マナーベルト(犬用オムツ)などの利用も検討しましょう。

〇クレートやケージに慣らしておきましょう。
車の中や、利用する施設によっては、クレートやケージに入れなければならないこともあります。普段からお家でもクレートを利用して、慣らしておくと安心です。

〇ノミ・ダニ対策もしておきましょう。
ノミ・ダニの駆除薬も忘れずに定期的にあげてください。シャンプーやブラッシングをしておくと、さらに気持ちよく旅行できますね。

旅行当日は、乗り物酔い防止のため、食事を早めに済ませましょう。出発前にはトイレを済ませ、車ではクレートなどに入れて安定させましょう。もちろん運転は安全運転で、急ブレーキ、急ハンドルは避けましょう。途中ではこまめに休憩し、犬の様子を確認します。

宿泊施設に着いたら、足を拭きましょう。部屋に入ったら、トイレの場所を確認し、犬に教えます。宿泊施設の食事や入浴、共有場所でのルールなどをしっかり確認して、みんなが気持ちよく過ごせるようにルールは守りましょう。

いつもと違う環境は、緊張したり興奮したり疲れるものです。車での移動も疲れます。
楽しい旅から帰ってきてお家に着いたら、ゆっくりと休ませてあげましょう。

新型コロナで遠くに行けない今、まずは日帰りや近場の1泊旅行から始めてみるのもいいかもしれませんね。

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ペット衛生管理の豆知識:犬との旅行の注意点1

犬との旅行は 事前の下調べと準備が重要です

かわいいワンちゃんと一緒に旅行。どこに行こうか考えただけでも楽しくなりますね。
でも初めての旅行はワンちゃんも飼い主さんも緊張するもの。初めての旅行は、できれば車で、行き先はできるだけ近場で移動が少ないところを選びましょう。車であれば、犬の様子を確認しながら、こまめに休憩がとれます。

休憩場所では、トイレや水分補給をして、軽くお散歩をしてあげましょう。できればドックランなどをうまく利用して、犬に気分転換をさせてあげられるといいですね。最近では高速道路のサービスエリアにも、ドックランがあるところが多くなってきました。

また、犬と一緒に入れる観光施設やドッグカフェなども増えてきています。ただ定休日もありますし、犬の入場について条件がある施設もあります。必ず事前にネットで情報を収集し、休憩場所や目的地、大まかなスケジュールなどを決めてから出かけましょう。

犬と一緒に泊まれる宿泊施設についても、施設によって泊まれる犬の条件や取り決めなどがありますので、事前にしっかり調べましょう。犬の食事場所や、ベッドで一緒に寝てよいか、犬が動き回れる広いスペースがある部屋かなど、行ってからがっかりすることがないように、十分な確認が必要です。宿泊施設によっては、ドッグランや犬専用の温泉、犬用の食事の用意、犬との記念撮影など、様々なサービスを提供しています。せっかくの機会ですので、大いに利用して、いい思い出を作りましょう。

旅先では犬用の食事を用意してくれるところもありますが、念のため、ドックフードは普段食べ慣れているものを持って行きましょう。アレルギーがあるワンちゃんもいますし、緊張で食べられないこともあります。いつも食べているドライフードを、保存袋に一食ずつ小分けして持って行くと安心です。お皿もいつも利用しているものを持参すると、さらに安心ですね。

ペットシーツは必ず持って行きましょう。また、汚れてもいいタオルがあると、足ふき、乗り物酔い、緊張で粗相をしてしまった場合などのときにとても便利です。

犬との旅行は、とにかく事前の情報収集と準備が重要です。入念に下調べを行い、準備をバッチリして、ワンちゃんも飼い主さんも、大いに旅を楽しみましょう。

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