ペット衛生管理の豆知識:犬猫のフィラリア予防2

蚊が見られたらフィラリア予防を忘れずに!

フィラリアは、蚊に刺されて感染する寄生虫病です。ですので、蚊が発生する時期、まさに春になったらフィラリア予防を始めます。蚊がいるかどうかで、温暖な地域ではもっと早い時期、あるいは通年での予防が必要な地域もあります。

なお、フィラリア症の予防薬を投与する前には、フィラリアが寄生していないことを確認する検査が必要です。実は、フィラリア予防薬はフィラリアの幼虫の駆除(殺虫)薬です。フィラリア成虫により産み出されるフィラリア幼虫が体内にいることを知らずに薬を飲ませた場合、一度に大量のフィラリア幼虫が駆除されることで血管が詰まり、ショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもありますので、フィラリアが寄生している状態で予防薬を与えることは大変危険です。
フィラリア寄生の有無は、犬を採血し、その血液を検査キットにかけることで、簡単に調べられます。検査の結果、フィラリアがすでに寄生している場合は、状況に応じて、獣医師が対応を決めます。

フィラリア症はきちんと投薬すれば簡単に確実に予防できる病気です。フィラリア予防薬には、錠剤タイプ、チュアブル(おやつ)タイプ、スポットタイプなどがあります。いずれも毎月1回、1カ月間隔で投薬します。蚊が活動する時期(毎年5月~11月)には、フィラリア予防薬を毎月忘れず与えましょう。

フィラリア予防には注射もあります。このフィラリア注射は、年1回注射するだけで効果が1年間持続しますが、1回の注射で1年分の薬剤を体内に入れますので、飲み薬に比べて副作用のリスクが高く、効能としてフィラリアの予防しかできません。
これに対し、オールインワンタイプと呼ばれる毎月与える予防薬は、価格も安く、フィラリアの他、ノミやマダニ、他の内部寄生虫まで同時に駆除できるものもあります。
毎月の投与は面倒ですが、犬の安全性やオールマイティさを考えれば、月1回の予防薬を選ぶことのメリットは大きいですね。

猫のフィラリアも命にもかかわることなので、獣医師に相談して予防薬を与えましょう。なお、猫には注射はありません。

⇒ ホーム