ペット衛生管理の豆知識:梅雨時のペットの臭い対策

梅雨時に強くなるペット臭を抑えましょう!

高温多湿の梅雨の時期、部屋の中がいつもよりペット臭い…なんてことはありませんか。室内でペットを飼っていると、どうしてもこの時期、ペット臭がより強くなってしまいます。それは、温度と湿度が高くなったせい。いろいろな所で細菌やカビが増殖するから。しかもそれは、ペットの体と部屋の中の両方で起こっています。臭いを解消するには、部屋とペットの両方の対策が必要です。それぞれに湿気対策をして、細菌やカビの増殖を抑え、臭いの発生を防ぎましょう。

部屋の対策 :最も直接的な対策は、換気扇や扇風機を回したり、エアコンや除湿器を使ったりして空気の流れを作り、湿度と温度を抑えることです。犬の場合、快適な室温は26℃程度、湿度は50~60%と言われています。
部屋の中にトイレがあるペットの場合は、尿や便をしたら速やかに取り除くようにしましょう。こまめなトイレ掃除は臭いを予防する有効な対策です。
部屋を衛生的に保つことも重要です。細菌やカビの温床になるカーペットや床には定期的に掃除機をかけ、ホコリやペットの毛は除菌クリーナーや粘着テープなどでこまめに取り除きましょう。その上で、消臭剤を使いましょう。
そしてこれは一般的なことですが、部屋の中に物がたくさん置いてある部屋は、空気が通りにくく湿気がこもりがちになりますので、部屋を片付けることも大切です。もともとカビが発生しやすいキッチンやお風呂場も、この時期は特にしっかり換気しましょう。天気の良い日には、天日干しできるものは日光に当て、乾燥・殺菌させるとよいですね。
また、観葉植物や水槽があったり、室内に洗濯物を干すと湿気が高くなりますので、ペットのいる部屋にはたくさん置かないように注意してあげましょう。

ペットの対策 :ペットのボディケアをこまめに行うことが対策になります。
できれば毎日ブラッシングをして抜け落ちた毛を取り除き、毛の間の通気性をよくしてあげましょう。ブラッシングは肌を刺激するので血行も改善され、皮膚炎や湿疹などのトラブルも予防できます。
体を拭くのも効果的です。顔や足、腹や尻など部分的でもいいので、濡らしたタオルで拭いてみてあげてください。特に犬は、独特の臭いの分泌物を出すアポクリン腺が全身にあり、これが臭いの原因となります。犬にとっては自己主張のための大切な臭いですが、体を拭くことで抑えることができます。
この他、ペットの歯肉炎や歯周病など、お口のトラブルも臭いの原因になります。ワンちゃんなら、毎日ブラッシング(歯磨き)をして物理的に歯垢を取り除いて口臭を予防しましょう。
犬種にもよりますが、肛門腺絞りも忘れずに行いましょう。肛門腺からは強い臭いがする分泌液が出ているので、お尻の毛や寝床などにこの分泌液がつくと強烈な臭いがします。肛門腺絞りや耳掃除・爪切りなどを、月1回まとめてプロにお願いするのもお勧めです。
最後になりましたが、臭い対策でやはり有効なのは、シャンプーして体を洗ってあげることです。ただし、頻繁に洗いすぎると皮膚が痛み、逆に皮膚炎の原因になりますので、体を洗うのは月1~2回にしましょう。また洗った後は、十分に乾かしてあげることも大切です。

以上ペットの臭い対策についていろいろ書きました。できることから実施して、不快な梅雨を乗り切りましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:梅雨に多い病気

梅雨時には耳や皮膚の病気が多くなります

梅雨らしくなってきました。梅雨は湿度が高く、病気の原因になる細菌やカビ、寄生虫などが増殖しやすい季節です。不快指数が上がってストレスもたまり、梅雨は私たち同様ペットにとっても病気にかかりやすい季節といえます。この時期は前回説明した食中毒の他、耳の病気、皮膚の病気が起きやすくなります。

耳の病気 :湿度が高くなると耳の中で細菌や真菌、ダニなどが増殖し、耳の病気にかかるペットが増えます。犬では特に耳が垂れている犬種や、外耳道に毛が多く生えている犬種で、外耳炎になることが多くなります。後ろ足で耳(首のあたり)を掻いているときは要注意です。耳が赤く腫れたり、痒がったり、耳アカがたまったり、異臭を発することもあります。出血すると治療に時間がかかるので、早めに見つけて動物病院へ連れて行きましょう。
耳の中をよく拭いてあげることが予防のためのお手入れとなります。イヤークリーナーなどを使ってみるのもおすすめです。

皮膚の病気 :梅雨の時期は、皮膚の病気にかかるペットも多くなります。ペットは被毛で覆われているためそこに湿気がこもり、皮膚で菌が増殖しやすくなるためです。
また、高温多湿のこの時期は、ノミやダニ、蚊などの害虫の活動が活発になる時期でもあります。これらに刺されて掻くと皮膚炎を起こしたり、様々な病気を媒介します。
犬で毎月ノミ・ダニの駆虫薬をあげていない場合は、外出時にペットが舐めても大丈夫な虫よけスプレーを使うなど、ノミやマダニがつきにくいようにしてあげましょう。駆虫薬をあげている場合でも、虫よけスプレーなどで蚊に刺されないようにしてあげましょう。

人間同様、ペットもストレスなどにより免疫力が下がっていると炎症が起こりやすくなります。梅雨時は部屋を清潔に保ち、室温や湿度を管理してあげることが大切です。
特に犬の場合、雨で散歩に行けないことも増えますので、ストレスを溜めないように室内でたくさん遊んであげましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:鳥に与えてはいけない食べ物

鳥が食べてはいけない危険な食べ物

少しなら・・と、かわいい小鳥(コンパニオンバード)に人の食べ物をあげてしまう方がいますが、小鳥は体が小さいため、ほんの少しでも命にかかわることがあります。鳥に与えてよいとはっきり分かっている食べ物ならいいですが、鳥への安全性が証明されていない食品を与えるのはやめましょう。

チョコレート:犬猫同様、鳥にもチョコレートは有害です。チョコレートに高濃度で含まれているカフェインとテオブロミンが循環器及び中枢神経に障害をもたらします。症状は、嘔吐、下痢、元気消失、ふるえ、痙攣、ひどいときには死に至る場合もあります。放鳥時には食べこぼしもしっかり片付け、カフェイン入りの飲料なども鳥がいるところに置かないようにしましょう。

アルコール類:誤って鳥がアルコール飲料を口にしないようにしましょう。急激な血中アルコール濃度の上昇により中枢神経の抑制が起こり、抑うつ、運動失調、こん睡などが起こり、ひどいときには死亡します。

アボカド:アボガドに含まれるペルシンという物質が、鳥の肺や心臓に対して毒性をもちます。産地や品種によって毒性は異なるようですが、食べたがる鳥もいますので注意が必要です。食べた量が少しであれば、床に降りる、食欲不振、膨羽、呼吸数増加、開翼、沈うつなどの症状、たくさん食べた場合は、重度の呼吸困難を起こして死亡します。

観葉植物: 食べ物ではありませんが、ポトスなどのサトイモ科の観葉植物も食べると危険です。これらには不溶性のシュウ酸カルシウム結晶が多量に含まれており、口腔内や舌の粘膜組織に物理的損傷を引き起こしますので、食べた直後に症状が起こります。症状は吐出、口腔内の疼痛による開口、あくび、嚥下困難、舌や口腔内の紅斑や潰瘍形成、ひどいときには呼吸困難をおこす恐れもあります。

重金属: 鉛や亜鉛の重金属を過剰摂取すると重金属中毒になります。鳥は砂嚢に小石などを飲み込んで物理的に消化を助ける習性があるため、小石だけでなく金属片までもかじって飲み込んでしまいます。鳥種によっても感受性は違いますが、鳥は重金属中毒になりやすいといわれます。体も小さいことから、放鳥時にはかじらないように注意が必要です。症状は溶血によるフンの濃緑色化と尿酸の黄~緑色化、食欲減退、嘔吐、食滞、便秘、膨羽、腹痛症状、翼の下垂、脚麻痺、腎不全、精神異常、痙攣などの様々な症状が起こります。亜鉛中毒は鉛中毒より発生が少ないですが、金属の防錆加工「メッキ」に用いられており、ケージやおもちゃにも使用されている場合もありますので注意しましょう。

塩分、たんぱく質、脂肪分の多い食品:塩分が高い人の食べ物を与えられたり誤食したりすると、多飲多尿や中枢神経症状などを引き起こすことがあります。たんぱく質が過剰になると、成長阻害、行動異常、多飲多尿、腎不全や肝障害を起こすことがあります。脂質は嗜好性が高いため過食しやすく、食べ過ぎると、脂肪肝、肥満、下痢になったり、羽毛の汚れなどが見られます。塩分、たんぱく質、脂肪は、鳥にとって必要な栄養素です。成長や繁殖ステージに合った適正量を与えることが大切です

食べたものや食べた量にもよりますし、食べ過ぎると体に良くないものもあります。鳥によっても症状が出る場合と出ない場合があります。また、症状は食べてからすぐ出るとは限りません。ただ小鳥は体が小さいので、少量で大きな影響がでることがあります。誤って危険なものを口にしてしまった場合や、元気消失、痙攣、フンの色がおかしい、ふらつくなどの症状が見られたときには、すぐに鳥に詳しい獣医師に相談しましょう。

やはり放鳥中の事故が多いです。放鳥前には、その都度、放鳥スペースの食べ物を片付け、危険なものがないか確認しましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:猫に与えてはいけない食べ物

猫が食べてはいけない危険な食べ物

今回は猫です。猫は肉食動物です。猫にあげてはいけない食べ物を知っておきましょう。

ネギ類:犬と同じように猫にも、玉ネギ、長ネギ、アサツキ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどのネギ類を食べさせてはいけません。これらには猫の赤血球を壊す物質が含まれていて、大量に摂取した場合には、貧血を引き起こすことがあります。食べた量や個体差にもよりますが、食欲低下元気消失、尿が橙~暗赤色などの症状が表れたりします。

チョコレート:犬と同様、チョコレートは猫にも中毒を引き起こします。チョコレートにはカフェインとテオブロミンが高濃度で含まれており、量やチョコの種類にもよりますが、嘔吐、下痢、元気消失、ふるえ、痙攣、ひどいときにはショック状態になったり死に至る場合もあります。もちろんカフェイン入りの飲料なども猫がいるところに置かないようにしましょう。

ぶどうと干しぶどう(レーズン):少量でも猫にとって病気の原因になることがあります。嘔吐、元気消失、下痢や排尿の減少など、ひどいときには腎不全を引き起こす場合もあります。ブドウやレーズンは調理台や猫の届く場所に置かないようにしましょう。

アルコール:アルコールのエタノールや、ビールに含まれているホップも、猫にアルコール中毒を引き起こす可能性があります。アルコール中毒の症状は、嘔吐、情動不安、ふるえ、痙攣、こん睡状態などです。

香辛料:唐辛子、胡椒、マスタードなどは、胃腸を刺激して下痢をおこしたりします。

牛乳:猫は牛乳に含まれる乳糖を消化するのが得意ではなく下痢をすることがあります。大丈夫な猫もいますが、猫にあげる場合は猫用ミルクをあげましょう。

生肉、生卵、生の魚介:猫も生卵や生肉によりサルモネラ中毒や大腸菌中毒を起こし、嘔吐や下痢などをおこすことがあります。生卵は皮膚や被毛にトラブルを起こすことがあります。生の魚介類も消化が悪く、下痢や食物アレルギー等の消化器系の不調が起きたり、場合によってはビタミン欠乏症をおこす場合もあります。

塩分や糖分、脂肪分の多い食品:塩分の多い食品はもちろんダメです。猫が好きそうな魚の練り物やハムソーセージなどの加工品は塩分が多すぎます。塩分を摂り過ぎると心臓や腎臓に負担がかかります。また糖分や脂肪分の多い食事は、カロリーオーバーから肥満の原因になります。

消化管を傷つける可能性があるもの:肉や魚の骨などはのどに詰まったり、消化管を傷つけたり、歯を傷めたりする恐れがありとても危険です。骨を食べさせるのも避けるべきです。

ドッグフード:猫と犬は必要とする栄養素のバランスが違います。ドッグフードには猫に必要な栄養素が必要量含まれていません。猫はビタミンAやたんぱく質の量が犬より必要です。また犬はタウリンやアラキドン酸を体内合成できますが、猫はこれらを食べ物から摂取する必要があります。食べると危険というわけでありませんが、猫には猫のキャットフードをあげましょう。

その他、室内で育てている植物にも、シクラメンやポインセチアなど猫が食べると危険なものがありますので、間違って食べないように猫のいる部屋には置かないようにしましょう。

食べた量にもよりますし、猫によっても症状が出る場合と出ない場合があります。また、症状は食べてからすぐ出るとは限りません。猫がこれらを食べてしまった場合は(食べたと思われるときも含む)様子をよく観察し、いつもとは違う様子が見られたときには、すぐに獣医師に相談しましょう。

猫に食べさせたくない食べ物は、猫が届かない場所に保管しましょう。調理や食事の最中は、調理台やテーブルの上に乗らないようにさせましょう。また、ゴミ箱から食べたりできないように、食べ残しもあげないようにしましょう。

人の食べ物は、塩分や糖分、そして脂肪分などが多いものが多く、猫には害になります。基本的には、人間の食べ物は猫に与えないことが一番安全です。猫を危険にさらさないためには、主食には猫の年齢に合った「総合栄養食」のキャットフードをあげるのが最良です。

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ペット衛生管理の豆知識:犬に与えてはいけない食べ物

犬が食べてはいけない危険な食べ物

犬のお散歩のときに注意したい秋の有害な植物についてはすでに書きましたが、食欲の秋ですので、食べ物のことをもう少し。人間にはご馳走でも ペットにとっては害になるものもありますので、ペットにあげてはいけない食べ物を知っておきましょう。

まずは、犬が食べてはいけない食べ物です。犬が食べると中毒をおこしたり、消化が悪くて下痢を引き起こしたりします。

ネギ類:タマネギ中毒は有名ですが、長ネギ、アサツキ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなど、ネギ類はどれも有毒です。これらには赤血球を壊す物質が含まれていて、犬に深刻な貧血を引き起こす可能性があります。症状としては 元気消失、筋力低下、尿が橙~暗赤色になったりします。

チョコレート:チョコレートにはカフェインとテオブロミンが高濃度で含まれており、どちらも犬に中毒を引き起こします。量やチョコの種類にもよりますが、症状としては、嘔吐、下痢、元気消失、ふるえ、痙攣、ひどいときにはショック状態になったり 死に至る場合もあります。もちろんカフェイン入りの飲料(コーヒーやお茶)なども犬が届くところに置かないようにしましょう。

ぶどうと干しぶどう(レーズン):食べても問題ないこともありますが、嘔吐、元気消失、下痢や腎不全を引き起こす場合もあります。

アルコール類:アルコールのエタノールや、ビールに含まれているホップは、犬にアルコール中毒を引き起こす可能性があります。アルコール中毒の症状は、嘔吐、情動不安、ふるえ、痙攣などで、ひどいときには死に至ることもあります。

香辛料:トウガラシ、コショウ、マスタードなどは、嗅覚の強い犬には刺激が強すぎます。胃腸を刺激して下痢をしたりもします。

塩分の多い食品:みそ汁・ラーメン、ハム・ベーコン、カレー、ポテトチップスなどは、犬にとって塩分が強すぎます。塩分を摂り過ぎると心臓に負担がかかるなど、様々な弊害がでてきます。

消化管を傷つける可能性があるもの:鶏の肉や魚の骨などの硬い骨は、噛み砕いたときに裂けてのどや消化管に刺さる可能性があり危険です。

その他:マカダミアナッツ、アボカドもあげてはいけません。冷たい牛乳や生の魚介など、消化の悪いものもあげるのをやめましょう。生卵や乳製品も、下痢や食物アレルギー等の消化器系の不調を招くことがあります。

食べた量にもよりますし、犬によっても症状が出る場合と出ない場合があります。また、症状は食べてからすぐ出るとは限りません。犬がこれらを食べてしまった場合は(食べたと思われるときも含む)様子をよく観察し、いつもとは違う様子が見られたときには、すぐに獣医師に相談しましょう。
基本的には、人間の食べ物を犬に与えないことが一番安全です。食べているのをジッと見つめられるのを無視するのは難しいかもしれませんが、ペットを危険にさらさないためには、栄養バランスも含めてきちんと考えられたドッグフードを与えるのが最良です。

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ペット衛生管理の豆知識:新型コロナ感染時の備え

新型コロナウイルスに感染してしまったときの備えをしておきましょう!

新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は、人と人との飛沫感染と接触感染であると考えられています。感染した人からペットにも感染することが報告されていますが、感染したペットのほとんどは無症状か、軽い症状を示すだけで、ペットが感染源となってウィルスを伝播している事例はまだ報告されていません。ペットに感染させないことはもちろん大事ですが、飼い主様が感染してしまうと、大切なペットのお世話ができなくなってしまうかもしれません。現在流行しているデルタ株の感染力は強力です。万が一、飼い主様が感染してしまったときのことも考えて、ペットのお世話についても準備をしておきましょう。

〇 自宅療養に備えてフードや日用品等の備蓄をしておきましょう。
新型コロナに感染すると、入院中はもちろん自宅療養中も外出できなくなります。ペットフード等の食べ物、ペットシーツや猫砂などの日用品は、十分な量、備蓄しておきましょう。
このとき、フードなどの賞味期限のあるものの備蓄はローリングストックがおすすめです。毎日あげるフード等は通常時から少し多めに買っておき、賞味期限を考えて古いものから与え、使った分を買い足すことで、いつも一定量の食料を備蓄することができます。ローリングストックをしておけば災害時にも安心です。
この他、食料品以外の日用品の備蓄量もチェックしておきましょう。

※ 備蓄が足りなくなったときは、近くの親類や友人、業者などに買い出しをお願いしたり、通信販売を利用することになると思います。注文、商品の受取、料金支払いなどの際には、配送者と直接接触しないように配慮しましょう(商品は玄関前や宅配ボックス等のあらかじめ決めた置き場所に配達してもらう、料金の支払いはできるだけキャッシュレス決済にする等)。

〇 入院などでご自宅にいられなくなる事態にも備えておきましょう。
ペットの世話ができなくなる事態に備えて、ペットを預けるための準備をしておくことが大切です。
ご家族や友人などに、いざという時に預かってもらえるか確認しておきましょう。
お願いできる方がいない場合は、ペットホテルやペットシッターについて事前に調べておきましょう。
また、ペットを預かってもらうときに備えて、ペットの情報を書き出しておきましょう(ペットの名前、年齢、性別、性格、健康状態、かかりつけの動物病院、飼育上の注意事項など)。
さらに、飼育に必要な物は、すぐまとめられるように準備しておきましょう(フード・常備薬・首輪・リード・遊び道具・トイレ用品など)。
ペットホテルなど他の動物がいるところに預ける場合は、他のペットからの感染症も心配ですので、犬や猫などは混合ワクチンもきちんと接種しておきましょう。

※ ペットを預ける際には、相手の方への感染防止対策を徹底しましょう。感染された方は外出できません。飼い主がペットをケージ等に入れて玄関先に置き、飼い主が家に入られてから受取り側が受け取るなど、直接の接触を避けるように配慮しましょう。

感染してから準備を始めても間に合いません。かわいいペットと過度な接触は避けましょうといってもなかなか難しいと思いますが、ペットを触ったときは手を洗ったり消毒したり、ペットの体を常に清潔に保つなど、一般的な衛生管理が動物由来感染症対策にもつながります。

今は静岡県も緊急事態宣言下。ペットたちにとっても飼い主様は大切な家族。かわいいペットのためにも不要不急の外出は我慢して、お家でペットとの楽しい時間を過ごしましょう。

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