ペット衛生管理の豆知識<目次>

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220630 梅雨時のペットの臭い対策 臭い低減
220623 梅雨に多い病気 耳や皮膚に注意
220616 ペットの食中毒 食中毒の予防
220609 暑いときの犬のお散歩 夏の注意点
220602 ペットの熱中症 夏前にも注意が必要
220526 換毛期の皮膚トラブル 換毛期の注意点
220519 犬猫のフィラリア予防2 蚊を見たら予防
220512 犬猫のフィラリア予防1 循環器に寄生
220505 ペットのノミ対策 住環境もきれいに
220428 ペットのマダニ対策 人獣共通病も媒介
220421 ワクチンの副作用 アレルギーへの対応
220414 ワクチン接種時の注意点 体調をみて
220407 狂犬病は人にも感染 ワクチン接種を!
220331 春は病気の予防シーズン 春は予防
220324 春の寒暖差に注意! 寒暖差はストレス
220317 災害時の備え 普段から備えましょう
220310 春のアレルギー 犬猫の花粉症対策
220303 猫と犬の発情期 発情期の注意点
220224 猫用ワクチン2 接種に関わる注意点
220217 猫用ワクチン1 予防できる猫伝染病
220210 犬用ワクチン2 予防できる犬伝染病
220203 犬用ワクチン1 ウイルス疾病を予防
220127 抗生物質の重要性 細菌感染症に必須
220120 犬の問題行動としつけ 共生のために
220113 犬猫の年齢 人間換算年齢を意識
211230 寒いときの犬のお散歩 温度差に注意
211223 ペットの冬の食事 体重で食事を調整
211216 ペットの寒さ対策 効率的に暖かく
211209 冬に多い病気 冬は免疫力が低下
211202 鳥インフルエンザの注意点 野鳥に注意
211125 鳥インフルエンザの脅威 怖い変異
211118 高齢ペットへの配慮 できるだけ快適に
211111 ペットの老化のサイン 早めに気づく
211104 鳥に与えてはいけない食べ物
211028 猫に与えてはいけない食べ物
211021 犬に与えてはいけない食べ物
211014 秋のダニにも注意 秋はダニの活動期
210930 秋のお散歩の注意点 犬に有害な植物
210923 秋のはじめの注意点 体調を整える
210916 ペットの肥満2 太る病気もあります
210909 ペットの肥満1 食事の管理が重要
210902 新型コロナ感染時の備え 事前に準備
210819 ペットの夏バテ2 させないポイント
210812 ペットの夏バテ1 夏バテのサイン
210805 犬と水遊び 安全に楽しく
210729 犬との旅行の注意点2 事前に確認
210722 犬との旅行の注意点1 下調べと準備
210715 ペットの熱中症の緊急対応 まず冷やす
210708 ペットの暑さ対策 基本はエアコン
210701 鳥の梅雨対策 鳥は高湿度が苦手

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ペット衛生管理の豆知識:暑いときの犬のお散歩

暑いときの犬のお散歩の注意点

犬のストレス解消や気分転換、そして肥満防止のためにも、散歩はできるだけ毎日してあげたいですよね。散歩時の必要な運動量は、犬種や体型によって大きく異なります。犬の様子をよく確認しながら、負荷がかかりすぎないように散歩の距離や時間を調整しましょう。

小型犬は体が小さいため、1日に1~2回、朝夕の時間帯の散歩が目安です。特にチワワのような超小型犬では、華奢な体に骨もあまり強くないため、長距離のお散歩の必要はありません。
ボーダーコリーや柴犬などの中型犬は、散歩は朝夕1日2回、1回につき30分位(距離に換算すると2km程度)、ブラドールレトリバーなどの大型犬も、基本的には朝夕1日2回、1回につき30~60分位(距離にすると2~4km程度)が目安です。
散歩コースも、平坦な道と坂道や階段などでは運動量が大きく変わります。散歩コースにも気を配ってあげてください。

散歩しているとき、ワンちゃんが急に座り込んだり動かなくなったりすることがありますね。そんなときは、無理にリードを強く引かず、注意深く様子を観察しましょう。動かないのには何か理由があります。もう疲れた、まだ帰りたくないなどならいいですが、足が痛い、調子が悪いなど、体の異常には早めに気づいてあげましょう。

熱中症に注意が必要なことは前回記載しましたが、季節によって、散歩の時間帯を変更するのもおすすめです。暑いときの散歩は、本当は早朝がベスト、さらに、夕方より地表温度と気温が下がった夜の方が、熱中症を予防するにはより安心です。でもちょうどよい時間に散歩ができるとは限りませんので、お散歩するときには十分な対策をとりましょう。

まずは水分補給です。携帯用の水飲み水筒を持参して、こまめに水を飲ませてあげましょう。

保冷剤をハンカチなどに包んで散歩に持って行き、途中休憩などのとき、犬の左右の後肢の付け根あたりに、少しずつ当てて体を冷やすことも有効です。人間でも濡らしたバンダナを首に巻いて体温を下げようとしますが、犬も同じです。首や後肢の内側には太い血管が通っていますので、効果的に体を冷やすことができます。

また夏は、蚊やアブなどの吸血昆虫に刺されないように、犬用虫除けスプレーなどを散歩前にひと吹きしてあげましょう。毎月ノミ・ダニの駆虫薬をあげているから大丈夫、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、毎月の駆虫薬では蚊に刺されることは防げません。犬の腹部は被毛が薄いため蚊に刺されやすく、掻くと皮膚炎になってしまうこともありますので、犬が舐めても安心な犬用虫除けスプレーなどの使用を検討しましょう。

そして、あまりにも暑い日や湿度が高い日などは、散歩をお休みしても大丈夫です。熱を蓄えたアスファルトで肉球がやけどをするリスクもありますし、熱中症になる危険性も大きくなります。

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ペット衛生管理の豆知識:ペットの熱中症

夏前にもペットの熱中症に注意!

熱中症になるのは夏、と思っている方も多いと思います。でも人間同様ペットでも、春先から熱中症のような症状になる子がいます。今の季節は本格的な夏ほど高温が続くことはありませんが、朝晩と日中の温度差が大きく、1日1日の寒暖の変動幅が非常に大きいことがあり、それがペットの体に負担になります。

心臓などの循環器や気管や肺などの呼吸器系の病気を患っているペットでは、特に注意が必要です。暖かくなりがちな室内にいることが多いペットは、温度変化に適応しづらい体質になっており、呼吸器や循環器に大きな負担がかかります。

また、気をつけていただきたいのが、お留守番のときの環境です。朝出かけるときは適温でも、閉めきった部屋に日が当たると、一気に室温が上がってしまいます。今はまだ体も暑さに慣れていませんので、過ごしやすい時期だと思って油断せず、お留守番のときには窓を開けたり、エアコンをつけたりして、温度管理に気を配ることが大切です。

熱中症になると、ペットは呼吸が早くなったり、荒い呼吸をするようになったり、ひどくなるとぐったりとしてきます。
熱中症を疑う場合は応急的にすぐ体を冷やすことが重要ですが、夏前の時期の熱中症は、持病なども影響し、必ずしも体温が上がっているとは限りません。より適切な処置をするためにも、かかりつけの動物病院に相談して指示を仰ぎましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:換毛期の皮膚トラブル

換毛期の皮膚トラブルに注意!

犬や猫は春と秋に換毛期を迎えます。換毛とは毛が生え替わることで、春は3月~7月頃、秋は9~11月頃の年2回、1カ月ほどかけて、春は冬毛が抜け落ちて密度の少ない夏毛に、秋は夏毛が抜けてフワフワした保温性の高い冬毛に生え替わります。動物はこのサイクルを繰り返し、季節ごとの気温や湿度に対応した体温調節をしています。

換毛期には毛がたくさん抜けますので、犬の場合お手入れを怠ると、毛玉ができて皮膚が蒸れ、湿疹ができたりします。また、毛穴から毛と一緒に出てくるたくさんのフケも、たまりすぎると油脂成分が酸化して皮膚炎の原因になります。これらの皮膚炎は部分的なことがほとんどですので、主に塗り薬で治療することになります。
皮膚炎にならないようにするには、毎日のブラッシングが重要です。しっかりブラッシングをすることで、抜け落ちる毛が取り除け、皮膚の血行促進にもなりますのでスムーズな換毛を促すことができます。

ただ最近では、室内で飼育されるペットが増えたことにより、春と秋の一般的な換毛期に被毛が生え替わらない子も多いようです。また、気温差をあまり感じない環境にいる子は、毛の生え替わるスピードがゆっくりになることもあるようです。
適切な体温調節や、健康な皮膚や被毛を維持するためにも、季節に合わせた換毛をすることはとても大切です。そのために、室内で飼っているペットも、できるだけ外気を感じられる時間をとって、季節を体感できるようにしてあげましょう。

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ペット衛生管理の豆知識:犬猫のフィラリア予防2

蚊を見たらフィラリア予防を忘れずに!

フィラリアは、蚊に刺されて感染する寄生虫病です。ですので、蚊が発生する時期になったらフィラリア予防を始めます。温暖な地域ではもっと早い時期、あるいは通年での予防が必要な場合もあります。

なお、フィラリア症の予防薬を投与する前には、フィラリアが寄生していないことを確認する検査が必要です。
フィラリア予防薬は、実はフィラリアの幼虫の駆除(殺虫)薬です。フィラリア成虫により産み出されるフィラリア幼虫が 体内にいることを知らずに犬に薬を飲ませた場合、一度に大量のフィラリア幼虫が駆除されることで血管が詰まってショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。そのため、フィラリアが寄生している状態の犬に予防薬を与えることは 大変危険なんです。
フィラリア寄生の有無は、犬を採血し、その血液を検査キットにかけることで、簡単に調べられます。検査の結果、フィラリアがすでに寄生していることが判明した場合は、状況に応じて、獣医師が対応を決めます。

フィラリア症はきちんと投薬すれば簡単に確実に予防できる病気です。
フィラリア予防薬には、錠剤タイプ、チュアブル(おやつ)タイプ、スポットタイプなどがあります。いずれも毎月1回、1カ月間隔で投薬します。蚊が活動する時期(毎年5月~11月)には、フィラリア予防薬を毎月忘れずに与えましょう。
フィラリア予防には注射もあります。このフィラリア注射は、年1回注射するだけで効果が1年間持続します。でも、1回の注射で1年分の薬剤を体内に入れますので、飲み薬に比べて副作用のリスクが高くなります。また、フィラリアしか予防できません。
これに対し、オールインワンと呼ばれる毎月1回与えるタイプの予防薬は、注射より価格が安く、フィラリアの他、ノミやマダニ、他の内部寄生虫まで 同時に駆除できます。毎月投与するのは面倒ですが、犬の安全性やオールマイティさを考えれば、月1回の予防薬を選ぶメリットもあります。

猫のフィラリアも命にもかかわることなので、獣医師に相談して予防薬を与えましょう。なお、猫には注射はありません。

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ペット衛生管理の豆知識:犬猫のフィラリア予防1

フィラリア症は寄生虫病です

フィラリア(犬糸状虫)は、犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫の名前で、感染した犬の血を吸った蚊が 他の犬の血を吸うことで 犬の間で感染していきます。蚊の吸血により 感染幼虫が犬の体内に入ると、フィラリアは発育を続けながら犬の体内を移動して 心臓や肺動脈にたどり着き、心臓で成虫になって子どもを産み、体内でどんどん数を増やします。
フィラリアの成虫は30cm にもなるそうめんのような糸状の寄生虫ですので、フィラリアが心臓や肺に増えると、血液の循環が悪くなり、呼吸器や循環器、泌尿器に障害を起こします。

フィラリア症の症状は、はじめあまり目立ちません。元気・食欲がない、体重の減少、ゼーゼーと咳をする、苦しそうに呼吸をするといった症状が出て、初めて異常に気付く飼い主さんが多いようです。
症状が進行してくると、お腹周りが大きくなる、コーヒーのような赤みを帯びた尿をするようになったりします。これは、循環器が障害されるためにお腹や肺に水が溜まったり、血液中の赤血球が壊れてしまうために血色素の色が尿にでてしまうためです。
そして最終的には、心不全を患って死に至ることもある、犬にとっては重大な病気です。

犬だけでなく、猫もかかります。猫では主に肺に障害を起こします。猫の場合、寄生するフィラリアの数が少ないため診断が難しく、咳や呼吸困難、嘔吐などの症状が出てきたときには 命が危ない状態といえます。突然死亡することもあります。

犬の場合も猫の場合も、最善の対策は事前の予防です。次回は予防のお話です。

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